平行ピン-新旧比較　　　JIS B 1354

１９８８年に、平行ピンのＪＩＳ規格が全面的に改訂され、国際規格(ISO 2338-1986 parallel pins)に準拠した内容になりました。 市場には新旧の規格の商品が混在しており、区別するために、それぞれ「新ＪＩＳ平行ピン」「旧ＪＩＳ平行ピン」と呼ばれています。 ここでは新旧の規格内容と、主な違いを解説します。

主な変更点

• ３種類の許容差が規定され、それぞれの許容差に対し異なった端面の形状が定められました。（旧ＪＩＳでは、２種類の許容差×２種類の形状＝４通りの組み合わせがありました。）
• Ｌ寸の表示が、面取りを含まない「肩-肩表示」から、端部を含む「全長表示」に変わりました。

内ネジ平行ピン　　　ＪＩＳ対比

弊社で取り扱っている内ネジ付き平行ピンは、自社規格品です。
近年、JIS規格に「めねじ付き平行ピン JIS B 1359」が掲載されましたが、弊社の商品とは細部が異なりますのでご注意ください。
参考として以下にJIS規格との比較表を掲載します。

テーパピン-新旧比較　　　JIS B 1352

1988年に、JIS規格においてテーパピンの規格（JIS B 1352）が改訂されました。
これは国際規格であるISO規格と整合される目的で行われましたが旧規格も附属書の形で残されました。
実用上の差異はほとんどありませんので、弊社では当面附属書（旧規格）のものを在庫します。
以下に、新・旧の規格の対比表を掲載しますのでご参照ください。

外ネジテーパピン　　　ＪＩＳ対比

弊社で取り扱っている外ネジ付きテーパピンは、自社規格品です。
近年、JIS規格に「おねじ付きテーパピン JIS B1358」が掲載されましたが、弊社の商品とは細部が異なりますのでご注意ください。
参考として以下にJIS規格との比較表を掲載します。

内ネジテーパピン　　　ＪＩＳ対比

弊社で取り扱っている内ネジ付きテーパピンは、自社規格品です。
近年、JIS規格に「めねじ付きテーパピン JIS B1358」が掲載されましたが、弊社の商品とは細部が異なりますのでご注意ください。
参考として以下にJIS規格との比較表を掲載します。

平行キー-新旧比較　　　JIS B 1301

１９７６年に平行キーのＪＩＳ規格の大幅な改訂がありました。
その後も何度か改訂がありましたが、一般に１９７６年以前の規格を「旧ＪＩＳ」、以降を「新ＪＩＳ」と呼ぶことが多いようです。

１９７６年の主な改正点

• 幅および厚みの許容差が変更されました。
• 「幅Ｘ厚」の標準寸法が新たに指定されました。

ダウエルピン　　　ＪＩＳ対比

弊社で取扱っているダウエルピンは、自社規格品です。
近年、ＪＩＳ規格に「ダウエルピン JIS B 1355」及び「金型用ダウエルピン　JIS B 5062」が掲載されましたが、弊社の商品とは細部が異なりますのでご注意ください。
参考として以下にＪＩＳ規格との対比表を掲載します。

内ネジ付ダウエルピン　　　ＪＩＳ対比

弊社で取扱っている内ネジ付きダウエルピンは、自社規格品です。
近年、ＪＩＳ規格に「金型用ダウエルピン　JIS B 5062」が掲載されましたが、弊社の商品とは細部が異なりますのでご注意ください。

参考として以下にＪＩＳ規格との対比表を掲載します。
また、「めねじ付き平行ピン　JIS B 1359」の２種Ａが、ダウエルピンの規格に似ているので参考として掲載します。